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フィーグをまとった日常を。

2016.03.24 update

植物が持っているようなしなやかなフォルムは、使い込むほどにいつしか「背負うことが当たり前」のなじみ感に。

ペットネームにもなっているように、果実をイメージさせる形状は日常的な使いこなしの中でこそ、その魅力を最大限に発揮する。

着用時、身体に馴染むオーガニックなデザインは、単に奇をてらったものではなく様々な機能を追求した結果。
職人達の殆どが、半世紀以上のキャリアを持つグロースヴァルトならではの技術をふんだんに盛り込み、その限界に挑戦し続けて実現した革新的なデザインのバッグだ。

フルベジタブルタンニンでなめされた、上質なレザーはあらゆる高級革製品がそうであるように、存分な経年変化を楽しませてくれる。
だが「Figue」のしなやかさは、革の品質のみによるものではない。
「Figue」は背負うようにも、小脇に抱えるようにも着用できる。使用するシーンに合わせてスタイリングを変化させることにより、ワードローブとのマッチング幅を大きく広げる事が可能だ。 



際立ったフォルムが奇抜さを狙ったものではないということは、意外なほどの収納性からも明らか。


着用イメージでは、長財布、手帳、折り畳み傘、ペットボトル、タバコや携帯灰皿といった小物類を入れている。


当然、グロースヴァルトの愛煙家向けシリーズ「SOUL CURE」のポーチも持ち歩ける。
※Pipe pouch BROWN/SILVER
※WALLET CROCODILE(伊勢丹限定モデル)


ちょっとした旅行やカジュアルな打ち合わせなどで、本や書籍をちょくちょく出し入れしたい、そんなときには広い背面部分を使ったポケットを使ってみて欲しい。
ミニサイズのタブレット端末も収納できる余裕の大きさになっている。

デジタルガジェット派なら、タブレット端末だけで無く、スマートフォンの収納場所も気になるところかも知れない。
だが、ここも「Figue」の嬉しいところ。
スマートフォンやペン、定期入れ、シリコンオーディオなどあらゆる用途に対応可能なスルーポケットを活用することで心配は無用だ。

この位置にポケットがあることで、わずらわしくなりがちなイヤホンの取り回しも難なく行うことが可能だ。



技術面でも体への優しさを実現するために、細かな配慮がなされている。
縫合部では革の切断面(コバ)を精密コントロールし、内側に折って縫い込んでいるので、どこまでもなめらかなレザーの触感を楽しめる。
ベルトの長さを調整する部分では、金具が身体に当たらないように工夫されている。

ファスナーを開閉するスライダーひとつとっても、指の形に合わせたカーブを職人が磨き出したもの。こういった数々のディテールが濃密に溶け合い、このフォルムに宿っている。


熟練の技術を駆使して、ひとつのデザインの中に様々な機能を有機的に統合する。それぞれの機能や技術は、ことさらに主張しない。
個々のディテールは、ともすれば見落としてしまうかもしれない。
だがそれで構わない。ストレスなくしなやかに、持ち主それぞれのライフスタイルに馴染んでいくのだから。

繰り返しになるが、レザーは持ち主のライフスタイルに合わせて「使うほどに経年変化していく素材」だ。街歩きや旅先で、このバッグはあなたの伴侶として個性的な表情を獲得するだろう。
様々な機能と技術を詰め込んだこのデザインは、あなたとともに生きていくためのもの。
そう考えられて作られた唯一無二のカバン。それが「Figue」。

※撮影に使用した「Figue」は実際に約半年間使用した製品です。